クセが強くハイトーンカラーの酸性縮毛矯正
明るいカラーをしている髪に強いクセがあると、縮毛矯正で整えたいと思っても、髪への負担が気になりますよね。
今回ご紹介するのは、ブリーチはしていないものの、かなり明るいカラーをされていたショートヘアのお客様です。
クセを伸ばすことと、今の髪が施術に耐えられるかを見極めること。その両方を考える必要があるケースでした。

乾いたときと濡れたときで、クセの見え方が違いました
ご来店時の乾いた状態では、うねりはあるものの、とても強いクセには見えませんでした。
ところが、濡らすと細かく縮れるようなクセが出てきました。
表面の見た目だけでは、髪の状態を十分に判断できないことがあります。今回も、乾いている状態と濡れた状態の違いを確認することが大切でした。
ショートヘアで強いクセがある場合、朝にクセを伸ばしても、膨らみまで整えるのは簡単ではありません。だからこそ、縮毛矯正を考える際には、クセの強さと髪への負担を切り離さずに見ていく必要があります。
クセが強くても、薬剤を強くすればよいわけではありません
クセをしっかり伸ばそうとするあまり、クセの強さだけに合わせて薬剤を選ぶと、カラーによって負担を受けた髪に無理をさせてしまうことがあります。
反対に、弱い薬剤を選びさえすれば、負担を抑えながら必ずクセを伸ばせるというわけでもありません。
今回のお客様は、髪の太さや強度がある程度残っていたことが、施術を考えるうえでの判断材料になりました。
ただし、「髪が太いから大丈夫」「ブリーチをしていないから大丈夫」と一律に判断することはできません。
同じくらい明るい髪でも、それまでのカラーや縮毛矯正の履歴、根元と毛先の状態によって、できることは変わります。状態によっては、施術を見送る判断も必要です。
酸性縮毛矯正で整っても、ダメージが回復するわけではありません
今回は酸性縮毛矯正を行いましたが、見た目が整うことと、髪の傷みがなくなることは別です。
酸性縮毛矯正にも、薬剤や熱による負担があります。一度傷んだ髪が、施術前の健康な状態へ戻るわけではありません。
今回施術できたからといって、その後どのようなカラーを重ねても、次回また同じように施術できるとは限りません。
大切なのは、今回の仕上がりだけで判断せず、その先に髪へどのような履歴を重ねるかまで考えることです。
明るいカラーを続ける場合は、次の縮毛矯正も考えて
縮毛矯正をした部分へ、繰り返し明るくするカラーを重ねると、その部分にはさらに負担が加わります。
髪の状態によっては、次回の縮毛矯正で対応できる範囲が限られることもあります。
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師では、すでに染まっている部分へ必要以上に薬剤を重ねないため、カラーは基本的に根元のリタッチをご提案しています。
色落ちを整えたい場合や、全体を暗くしたい場合などは、髪の状態を確認したうえで全体カラーを行うこともあります。ただし、その分の負担が加わることも含めて考えます。
全体カラーについての考え方は、「酸性縮毛矯正と全体カラーを同時に施術|全体カラーが必要になる場合と注意点」でもご紹介しています。
仕上げは必ず、ノーブロー
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師【ノーブロー】では、仕上げにブラシで引っ張るブローや、ストレートアイロンで形を整えることはせず、ドライヤーと手で乾かして仕上がりを確認します。
髪色の明るさやクセの強さだけで、施術できるかどうかを決めることはできません。
今の髪の状態とこれまでの履歴を踏まえ、できることと難しいことをお伝えする。そのうえで、無理のない施術を考えていきます。

Instagramはこちら