酸性縮毛矯正と全体カラーを同時に施術|全体カラーが必要になる場合と注意点
今回は、縮毛矯正とカラーを同時に施術した例をご紹介します。酸性縮毛矯正と全体カラーを同じ日に行う場合、現在の髪の状態やこれまでの施術履歴を確認したうえで判断することが大切です。
「縮毛矯正とカラーは同じ日にできますか?」というご相談をいただくことがあります。
結論からお伝えすると、髪の状態やこれまでの施術履歴を確認したうえで、同日に行うことはあります。
ただし、No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師では、全体カラーを毎回おすすめしているわけではありません。
当店では、すでにカラーされている部分へ必要以上に薬剤を重ねないため、基本的には根元のみを染めるリタッチカラーをご提案しています。
一方で、縮毛矯正による色落ちが気になる場合や、現在より髪色を暗くしたい場合など、全体カラーが必要になることもあります。
そのような場合は、全体カラーにも対応しています。
ただし、全体カラーを行えば、その分の施術負担が加わります。
今回は、なぜ当店が全体カラーを必要な場合に行っているのか、なぜブラウンやベージュなどのベーシックトーンを中心にしているのか、そして縮毛矯正とカラーを同時に行うときに何を考えているのかを、今回の施術例とともにお伝えします。
- 酸性縮毛矯正と全体カラーを同時に行った今回の施術例
- 縮毛矯正とカラーを同時に行うことはあります
- No.Blowでは基本的にリタッチカラーをご提案しています
- それでも全体カラーを行う場合があります
- 全体カラーを行えば、その分の負担は加わります
- 当店のカラーはブラウンやベージュなどが中心です
- 縮毛矯正をした髪では「色が沈む」と感じることがあります
- 色味を維持するために全体カラーを繰り返すことも考えます
- カラーを楽しむことを否定しているわけではありません
- カラー履歴は、次回の縮毛矯正にも関わります
- 酸性縮毛矯正と全体カラーを同時にできるかは髪の状態で変わります
- 縮毛矯正後の色落ちが気になる場合
- No.Blowでは今回だけの仕上がりで判断しません
- 仕上げは必ず、ノーブロー
- 酸性縮毛矯正とカラーの同時施術についてよくあるご質問
- まとめ|全体カラーが必要なときも、次回の縮毛矯正まで考えます
酸性縮毛矯正と全体カラーを同時に行った今回の施術例

今回の施術では、酸性縮毛矯正と全体カラーを同日に行っています。
掲載している画像は、上段3枚が施術前、下段3枚が施術後です。
施術前は明るめのブラウン系に見えるロングヘアで、施術後は施術前よりも髪色が落ち着いて見え、全体の毛流れも整っている様子を確認できます。
ただし、写真だけを見て、髪の内部の状態やダメージの程度、これまでの細かなカラー履歴、薬剤履歴、手触りまで判断することはできません。
写真から確認できることと、実際の施術履歴は分けて考える必要があります。
今回の記事では、実際に「酸性縮毛矯正と全体カラーを同日に行った」という施術内容と、No.Blowで普段どのように考えているのかを中心にお伝えします。
縮毛矯正とカラーを同時に行うことはあります
縮毛矯正とカラーを同じ日に行うこと自体はあります。
今回もその一例です。
しかし、「酸性縮毛矯正なら、どんな髪でもカラーと同時にできる」という意味ではありません。
髪の状態は、お客様によって異なります。
カラーをしていない髪なのか、定期的にカラーをしているのか、白髪染めをしているのか、ブリーチ履歴があるのか、過去に縮毛矯正をしているのか。
同じ「カラー毛」でも、髪が受けてきた施術履歴はそれぞれ違います。
また、根元の新しく伸びてきた部分と、以前に縮毛矯正やカラーをした毛先では、状態が同じとは限りません。
そのため、No.Blowでは「酸性だから大丈夫」という理由だけで、縮毛矯正と全体カラーを同時に行うことはありません。
現在の髪の状態と、これまでの施術履歴、そしてお客様がどのような仕上がりをご希望されているかを確認しながら判断します。
No.Blowでは基本的にリタッチカラーをご提案しています
No.Blowでは、カラーをされている方に対して、基本的には根元のみを染めるリタッチカラーをご提案しています。
理由は、すでにカラーされている部分へ、必要以上に何度も薬剤を重ねないためです。
髪は一度傷むと、元の健康な状態へ戻ることはありません。
トリートメントやホームケアによって、手触りやまとまり、ツヤなどを整えることには意味があります。
しかし、手触りが良くなったからといって、カラーや縮毛矯正をする前の髪へ戻ったわけではありません。
そのため、すでに染まっている毛先まで毎回全体カラーを行えば、その部分にはカラーの施術履歴が重なっていきます。
縮毛矯正も同じです。
以前に縮毛矯正をした部分は、数カ月経ったからといって、何もしていない髪へ戻るわけではありません。
次回の縮毛矯正では、次のような違いを考える必要があります。
- 根元の新しく伸びた部分
- 以前に縮毛矯正をした部分
- カラー履歴が重なっている部分
- 白髪染めやブリーチなど、ほかの履歴がある部分
そのため、根元だけを染めれば目的を達成できる場合は、毛先まで毎回カラーするのではなく、リタッチカラーをご提案することが多くなります。
それでも全体カラーを行う場合があります
一方で、全体カラーをしない方がよいと一律に決めているわけではありません。
髪の状態やご希望によっては、全体カラーが必要になる場合があります。
例えば、縮毛矯正をしたあとに、以前染めた部分の色落ちが気になる場合。
現在の髪色よりも全体を暗くしたい場合。
根元だけを染めると、毛先との色の差が気になる場合。
こうしたケースでは、全体カラーを行うことがあります。
今回も酸性縮毛矯正と全体カラーを同日に施術しています。
ここで大切なのは、「リタッチカラーなら正解で、全体カラーは間違い」という考え方ではないということです。
髪への負担だけを考えれば、必要のない部分へ薬剤を重ねない方が考えやすいです。
しかし、お客様には髪色についてのご希望もあります。
髪を暗くしたい。
退色した部分を整えたい。
根元だけではなく、全体の色味を落ち着かせたい。
そうしたご希望がある場合には、髪の状態を確認したうえで、全体カラーという選択肢をご提案することもあります。
No.Blowでは「髪のためだから全体カラーはしません」と一方的に決めるのではなく、その方にとって何を優先したいのかを確認しながら考えます。
全体カラーを行えば、その分の負担は加わります
全体カラーを行う場合に、あらかじめお伝えしていることがあります。
それは、全体カラーを行えば、その分の施術負担が加わるということです。
酸性縮毛矯正だから傷まないわけではありません。
カラーと同時に行っても、ダメージがゼロになるわけではありません。
酸性縮毛矯正にも、薬剤や熱による髪への負担があります。
カラーにも薬剤による負担があります。
そのため、縮毛矯正と全体カラーを同日に行えば、それぞれの施術履歴が髪に重なります。
もちろん、実際の負担は現在の髪の状態や、使用する薬剤、カラー履歴、縮毛矯正履歴などによって変わります。
全体カラーをしたから必ず大きく傷む、と単純に決めることもできません。
ただし、「全体カラーを追加しても、髪への負担は変わりません」とお伝えすることもできません。
No.Blowでは、仕上がりのメリットだけではなく、施術を追加することで負担も増えるということを事前にお伝えすることを大切にしています。
当店のカラーはブラウンやベージュなどが中心です
No.Blowで取り扱っているカラーは、ブラウンやベージュなど、茶色をベースにしたベーシックトーンが中心です。
一般的な美容室と比べると、カラーバリエーションは多くありません。
アッシュ、ピンク、ブルー、ハイライトなど、幅広い色味やデザインカラーをご希望の方にとっては、当店のカラーの選択肢が少ないことは明確なデメリットです。
当店では、カラー専門店のように多彩な色味を取りそろえることはしていません。
では、なぜ酸性縮毛矯正専門店であるNo.Blowが、ブラウンやベージュなどのベーシックトーンを中心にしているのでしょうか。
縮毛矯正をした髪では「色が沈む」と感じることがあります
縮毛矯正の履歴がある髪にカラーを重ねると、髪の状態や使用する色味によっては、想定していた色よりも暗く見えたり、濁って見えたりすることがあります。
美容師の現場では、このような状態を「色が沈む」と表現することがあります。
特に、アッシュなどの色味を強く表現しようとしたとき、髪の状態によっては、希望していた透明感よりも暗さや濁りを感じる仕上がりになる場合があります。
No.Blowでは、縮毛矯正を継続する髪にカラーを行う場合、このような色の見え方も考慮しています。
そのため、比較的色の変化を考えやすいブラウンやベージュなど、ベーシックな色味を中心に取り扱っています。
ただし、ここで誤解していただきたくないことがあります。
「アッシュという色そのものが、ブラウンより必ず髪を傷める」という意味ではありません。
髪への負担は、色の名前だけで決まるものではありません。
求める明るさ、薬剤、塗布範囲、これまでのカラー履歴、縮毛矯正履歴など、さまざまな条件が関わります。
No.Blowが重視しているのは、特定の色を悪いものとして扱うことではなく、縮毛矯正を継続する髪に対して、カラー履歴をどのように重ねていくかということです。
色味を維持するために全体カラーを繰り返すことも考えます
色味にこだわるほど、退色したときに毛先まで再度染めたくなることがあります。
全体カラーを行う回数が増えれば、その分だけカラーの施術履歴も重なっていきます。
一度の全体カラーだけを見るのではなく、半年後、一年後にどのような履歴が残っているか。
次回の縮毛矯正をするとき、その毛先にどのような施術履歴があるのか。
そうしたことまで考える必要があります。
No.Blowでは、現在の髪色を綺麗にすることだけではなく、次回の縮毛矯正を行うときに、その髪をどう扱うことになるのかまで考えながらご提案しています。
カラーを楽しむことを否定しているわけではありません
ブラウンやベージュを中心にしているとお伝えすると、「カラーを楽しんではいけないのでしょうか?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そういう意味ではありません。
髪色を楽しみたいという気持ちは、とても自然なことだと思います。
アッシュやピンク、デザインカラーなどを楽しみたい方もいらっしゃいます。
ただし、No.Blowは酸性縮毛矯正を専門的に追求しているため、カラーの種類を増やすことよりも、縮毛矯正を続ける髪へどのようなカラーをご提案するかを優先しています。
そのため、現在はブラウンやベージュなどのベーシックトーンを中心にしています。
色の選択肢が少ないことは、当店のデメリットです。
ご希望の色味によっては、当店では対応できない場合があります。
現在通っている美容師さんや、カラーを得意としている美容室に満足されている場合は、その信頼関係を大切にしていただきたいと考えています。
すべてをNo.Blowで行う必要はありません。
カラー履歴は、次回の縮毛矯正にも関わります
縮毛矯正を継続していくうえで、カラー履歴はとても重要です。
今回だけを見れば、全体カラーで髪色が整い、縮毛矯正でクセも整えば、施術はそこで終わったように見えるかもしれません。
しかし、数カ月後に根元のクセが伸びてきたとき、今回全体カラーをした部分は、カラー履歴のある髪として残っています。
カラーの色が抜けたからといって、カラーをしていない髪に戻るわけではありません。
縮毛矯正から時間が経ったからといって、縮毛矯正をしていない髪に戻るわけでもありません。
そのため、次回の施術では、次のような情報が判断材料になります。
- どの部分に縮毛矯正をしたのか
- どの部分までカラーをしたのか
- これまでどのような施術履歴があるのか
- ブリーチや白髪染めなどの履歴があるのか
- 根元と毛先で状態がどの程度違うのか
No.Blowがリタッチカラーを基本としているのは、今回だけではなく、次回以降の縮毛矯正まで考えているからです。
酸性縮毛矯正と全体カラーを同時にできるかは髪の状態で変わります
「今回の写真のように、私も縮毛矯正と全体カラーを同時にできますか?」
というご質問に対して、写真だけを見て「できます」とお答えすることはできません。
今回のように同時施術を行うことはあります。
しかし、髪の状態によっては、次のような判断になる場合もあります。
- 今回はリタッチカラーだけにする
- 全体カラーの時期をずらす
- 縮毛矯正の施術範囲を調整する
- カラーを優先する
- 縮毛矯正を優先する
- 今は施術を行わない
重要なのは、「縮毛矯正とカラーを同じ日にできるか」だけではありません。
「今の髪に対して、同日に行うことが適切なのか」を考えることだと思っています。
縮毛矯正後の色落ちが気になる場合
すでにカラーをしている髪へ縮毛矯正を行うと、施術後に色が変わったように感じることがあります。
そのため、「せっかく染めた色が抜けるのが気になる」「縮毛矯正後に髪色が明るく見えるのが嫌」という方もいらっしゃいます。
そのような場合には、髪の状態を確認したうえで、今回のように全体カラーを行うことがあります。
ただし、色落ちを完全に防げるわけではありません。
また、全体カラーを追加すれば、その分の施術負担も増えます。
色味を優先するのか。
髪への施術履歴をできるだけ増やさないことを優先するのか。
どちらが正しいということではなく、その方が何を希望されているかによって考え方は変わります。
No.Blowでは今回だけの仕上がりで判断しません
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師として考えているのは、今回のカラーが綺麗に見えることだけではありません。
今の髪色をどうしたいのか。
今後も縮毛矯正を続ける予定なのか。
現在の毛先にはどのような施術履歴が残っているのか。
本当に毛先までカラーする必要があるのか。
そうしたことも含めて考えています。
必要であれば、全体カラーにも対応します。
しかし、全体カラーのメリットだけをお伝えして、負担について触れないということはしたくありません。
傷んだ髪は決して回復しません。
だからこそ、できるだけ必要のない負担を増やさないこと。
そして、必要な施術を行う場合は、そのメリットとデメリットをどちらもお伝えすること。
それがNo.Blowの考え方です。
仕上げは必ず、ノーブロー
No.Blowという店名には、仕上がりを誤魔化さずに確認したいという考え方があります。
縮毛矯正の最後にブローで整えれば、クセが残っていても、一時的に綺麗に見えることがあります。
当店では、最後のブローによって仕上がりを作るのではなく、ドライヤーで乾かした状態で、クセの伸び方や全体の仕上がりをご確認いただきます。
今回のようにカラーを同日に行った場合も同じです。
カラーによるツヤや色味だけで「綺麗になった」と判断するのではなく、縮毛矯正としての仕上がりも乾かした状態で確認します。
もちろん、ご自宅で毎日まったく同じ状態になることを保証するものではありません。
寝ぐせ、毛先の向き、希望する髪型によっては、乾かし直しやスタイリングが必要になることもあります。
それでも、最後のブローで施術結果を分かりにくくするのではなく、できる限り正直な状態を見ていただく。
「仕上げは必ず、ノーブロー」
これは、No.Blowが大切にしている考え方です。
酸性縮毛矯正とカラーの同時施術についてよくあるご質問
縮毛矯正とカラーは同じ日にできますか?
今回のように、同日に行うことはあります。
ただし、すべての髪におすすめできるわけではありません。
現在の髪の状態、カラー履歴、白髪染め、ブリーチ、過去の縮毛矯正などを確認して判断します。
基本的にはリタッチカラーの方がよいのでしょうか?
No.Blowでは、すでに染まっている部分へ必要以上に薬剤を重ねないため、基本的には根元のみのリタッチカラーをご提案しています。
ただし、色落ちが気になる場合や、全体を暗くしたい場合など、全体カラーが必要になることもあります。
全体カラーをすると、その分ダメージは増えますか?
全体カラーを行えば、その分の施術負担は加わります。
ただし、実際の負担は現在の髪の状態や、薬剤、塗布範囲、これまでの施術履歴などによって変わります。
全体カラーをしたから、すべての方が同じ程度に傷むという意味ではありません。
アッシュ系のカラーはできますか?
当店では、ブラウンやベージュなどのベーシックトーンを中心に取り扱っています。
幅広いデザインカラーには対応していません。
色の選択肢が少ないことは、当店のデメリットです。
カラーをしていると縮毛矯正はできませんか?
カラーをしているという理由だけで、縮毛矯正ができないと決まるわけではありません。
ただし、カラーの回数や種類、ほかの施術履歴、現在の髪の状態によって判断は変わります。
カラー毛だから必ず施術できる、カラー毛だから必ず施術できない、と一律には考えていません。
まとめ|全体カラーが必要なときも、次回の縮毛矯正まで考えます
今回は、酸性縮毛矯正と全体カラーを同日に行った施術例をご紹介しました。
No.Blowでは、基本的には根元のみを染めるリタッチカラーをご提案しています。
しかし、縮毛矯正による色落ちが気になる場合や、髪色を暗くしたい場合など、全体カラーが必要になることもあります。
その場合は、全体カラーによる負担が加わることも含めてお伝えしたうえで施術を行います。
また、当店で扱っているカラーは、ブラウンやベージュなどのベーシックトーンが中心です。
多彩な色味やデザインカラーをご希望の方には、選択肢が少ないというデメリットがあります。
それでもカラーの種類を増やしていないのは、酸性縮毛矯正を専門的に扱う立場として、今回の色味だけではなく、その後のカラー履歴や次回の縮毛矯正まで考えたいからです。
髪は一度傷むと、元の健康な髪へ戻ることはありません。
だからこそ、必要のない施術を重ねすぎず、必要な施術については、メリットだけでなく負担も正直にお伝えする。
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師では、今回だけ綺麗に見せることではなく、その先の髪の状態まで考えながらご提案しています。

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