肩ではねる明るいカラー毛のミディアムボブ|酸性縮毛矯正でまとまりやすく
肩に当たる長さのボブは、毛先が外にはねたり、片側だけ収まりにくかったりすることがあります。クセや広がりも重なると、毎朝どこから整えればよいのか迷ってしまうかもしれません。
酸性縮毛矯正でクセを整えることは、ミディアムボブを扱いやすくする方法の一つです。ただし、肩にぶつかることで生じるハネを、縮毛矯正だけで防ぎきることはできません。
それでも、髪全体のまとまりがよくなることで、毛先がはねてもセットで収めやすくなるメリットがあります。今回は、明るいカラー毛のミディアムボブの施術例を通して、期待できる変化と、長さによって残る毛先の動きについてお伝えします。
今回は、肩に当たりやすい長さの明るいカラー毛です
今回ご紹介するのは、明るいカラーをされているミディアムボブのお客様です。毛先が肩に触れやすい長さで、髪のクセを整えることに加えて、その長さを日々どう扱うかも大切になります。

掲載写真は、上段3枚が施術前、下段3枚が施術後です。上段は髪をクリップで持ち上げ、内側の状態が分かるようにしています。下段は、左右で髪を下ろした全体を、中央で内側の髪をご覧いただけます。
写真を見る際は、表面のツヤだけでなく、中間から毛先にかけての髪の流れや、内側のまとまりにも目を向けてみてください。肩にかかる毛先だけを見るより、髪全体として何が整ったのかを確認しやすくなります。
仕上がりの写真は撮影時の状態です。日常の動きの中で毛先が一切はねないことをお約束するものではありませんので、その点もあわせてご覧ください。
また、明るい髪色だからといって、写真だけでブリーチの有無やダメージの程度が分かるわけではありません。明るいカラー毛への施術を考える際に確認する内容は、後ほどご説明します。
肩でのハネと、クセによる広がりを分けて考えます
肩にぶつかれば、ストレートの髪でも毛先は動きます
髪の毛先が肩に当たると、まっすぐ下に落ちる途中で押し返され、外側へ向いたり、左右に流れたりします。酸性縮毛矯正でクセを整えても、肩の位置や髪の長さが変わるわけではありません。
座っているときと立っているとき、顔を正面に向けているときと振り向いたときでも、肩と毛先の当たり方は変わります。襟のある服を着たときや、髪を耳にかけたあとなど、普段の動作が毛先の向きに影響することもあります。
そのため、施術直後に収まっていた毛先が、ご自宅や外出先ではねる場合があります。肩に当たる位置で外へ向くことと、途中から髪がうねっていることを、同じ原因として考えないことが大切です。
クセが重なると、毛先だけを直しても整いにくくなります
もともとのうねりや広がりがある場合は、肩で毛先がはねることに加え、中間の髪も膨らんだり、毛束が異なる方向へ動いたりします。
毛先だけを内側に入れようとしても、その上の部分が広がっていると、全体の形が落ち着きにくいことがあります。毎朝、毛先を直しているつもりでも、実際には中間のクセや内側の膨らみを一緒に整えている場合もあると思います。
酸性縮毛矯正を検討する際は、どこが気になるのかをできるだけ具体的にしていきます。毛先だけが肩に当たるのか、耳の下から膨らむのか、内側のうねりも気になるのか。それによって、施術に期待することが変わります。
毛先のハネが主なお悩みで、クセや広がりがほとんど気にならない方は、長さや乾かし方を見直す方がご希望に近づく場合もあります。肩ではねるという理由だけで、全員に縮毛矯正が必要になるわけではありません。
酸性縮毛矯正で、はねた毛先を整えやすい状態へ
クセや広がりを整えると、中間から毛先までの髪の流れがそろいやすくなります。髪全体が膨らんでいた状態と比べて、どの部分をセットすればよいかが分かりやすくなることも、扱いやすさにつながります。
例えば、中間のうねりと毛先のハネを両方整えていた方が、施術後は毛先の向きを中心に調整できるようになれば、朝のお手入れの負担を減らせる可能性があります。
もちろん、朝のお手入れがどの程度楽になるかには個人差があります。必要なセットの量は、髪質や長さ、仕上げたい形、普段の乾かし方によって異なりますので、まったくセットをしなくてよくなるとは限りません。
大切なのは、「はねるか、はねないか」だけで仕上がりを判断しないことです。はねても毛先を整えやすい、髪の内側が膨らみにくい、全体の形を作りやすい。そのような変化にも、毎日髪を扱ううえでの意味があります。
一方で、肩に当たる毛先を収めるために、さらに強く矯正をかければよいとは考えません。原因が肩との接触であれば、薬剤の力を強くしても、その条件は残ります。必要のない負担を重ねないためにも、どの部分に何が起きているかを確認します。
明るいカラー毛は、色の明るさだけで施術を決めません
これまでに何をした髪なのかを確認します
同じように明るく見える髪でも、これまでのカラーの方法や回数、過去の縮毛矯正などによって状態は異なります。今の色だけを見て、施術できる、できないと一律には判断できません。
ご相談の際には、次のようなことを分かる範囲でお聞かせください。
- 明るいカラーをいつ頃から続けているか
- 根元だけを染めているか、毛先まで染めることが多いか
- ブリーチやハイライトをしたことがあるか
- 縮毛矯正やパーマを、いつ頃、どの範囲に行ったか
- ご自宅でのカラーや、毎日のアイロン使用があるか
詳しい薬剤名まで覚えている必要はありません。以前の施術を受けた部分が毛先に残っていることもありますので、直近の一回だけでなく、分かる範囲で過去のお話も伺えると判断の助けになります。
明るく染めたあとに暗くした髪も、見た目の色が変わったことで履歴がなくなるわけではありません。逆に、明るい髪というだけで、その方の髪を見ずに一律に同じダメージと決めつけることもしません。
根元から毛先まで、同じ状態とは限りません
根元の伸びてきた部分と、何度もカラーを受けている毛先では、これまでに受けた負担が違います。表面と内側でも、施術履歴や傷み方に差がある場合があります。
そのため、全体を同じ条件として扱わず、クセの状態と傷み具合を確認しながら、施術する範囲や方法を考えます。ご希望によっては、毛先への施術を控える判断が必要になることもあります。
写真のようなまとまりを目指したいというご希望は、遠慮なくお聞かせください。そのうえで、今の髪で目指せる仕上がりと、無理をしない方がよい部分をご説明します。今回の一例だけで、すべての明るいカラー毛に同じ施術や仕上がりをお約束することはできません。
酸性縮毛矯正にも負担があり、傷んだ髪は回復しません
酸性縮毛矯正は、薬剤と熱を使ってクセを整える施術です。酸性という名前であっても、髪への負担がなくなるわけではありません。
また、施術後にまとまりやツヤが出ても、すでに傷んでいる髪が元どおりに回復したわけではありません。見た目が整ったあとも、これまでのカラーや縮毛矯正の履歴を踏まえて扱う必要があります。
今後もカラーを続ける場合は、毎回毛先まで染める必要があるかを、カラーをご担当の美容師さんと相談していただければと思います。現在の色味でよければ、伸びた根元だけを染める方法を取り入れることで、中間から毛先へ薬剤を重ねる機会を減らせます。
髪色のお好みを無理に変えていただくためのお話ではありません。明るいカラーを楽しみながら、これから増える負担をどこで抑えられるかを考えることも、扱いやすいミディアムボブを続けるうえで大切です。
カラー毛の施術前の状態と仕上がりについては、カラー毛への酸性縮毛矯正と、施術前の髪の状態でもご紹介しています。
自然なストレート感と、毛先のワンカールについて
自然なストレート感を目指します
縮毛矯正を考えている方の中には、まっすぐになりすぎて、ボブの印象が硬くならないかと気にされる方もいらっしゃると思います。
酸性縮毛矯正では、髪の状態を見ながら、自然なストレート感を目指すことが可能です。クセを整えつつ、日常で扱いやすい質感を考えて施術します。
ただし、「自然」という言葉から思い浮かべる形は、人によって異なります。毛先がまっすぐ下りる形を自然と感じる方もいれば、内側にしっかり曲がったボブをイメージされる方もいらっしゃいます。
ご希望の写真があれば、髪の長さだけでなく、毛先の曲がり方や全体の形も一緒に確認できると、ご希望を共有しやすくなります。仕上がりのイメージを、施術前にできるだけ具体的にすることが大切です。
コテで巻いたようなワンカールは、酸性縮毛矯正では作れません
酸性縮毛矯正で、コテで巻いたようなワンカールを再現することはできません。自然なストレート感を目指せることと、毛先にカールを作ることは、施術を考えるうえで分けてお伝えしています。
縮毛矯正でクセを整えても、毛先を希望どおりの角度に曲げ、その形を日々同じように保てるとは限りません。特に肩に当たる長さは、乾かした直後に収まっていても、その後の動きで毛先の方向が変わります。
ふんわりした丸みや、はっきりした内巻きを楽しみたい場合は、必要に応じてヘアセットを加えていただく考え方になります。クセが整っていることで、そのセットがしやすくなる場合があります。
施術で目指すストレートの状態と、セットで作るお好みの形を事前に共有することで、ご自宅で何をすればよいかも分かりやすくなります。
毛先にパーマを重ねるより、自然なストレートからセットする理由
ワンカールをご希望の場合、当店では、まず自然なストレートの状態を整え、そのうえで必要なヘアセットを加えていただく方法をおすすめしています。今の髪と、その後のお手入れも含めて、できるだけ負担を抑えていきたいからです。
縮毛矯正をした毛先へ、さらにパーマでカールを付けようとすると、その部分に施術の負担が重なります。明るいカラーを続けている髪であれば、カラーによる負担も含めて考えなければなりません。
一回目にきれいな形ができたとしても、当店では、その毛先へ二回、三回と施術を重ねながら、毎回同じきれいな状態を再現し続けることは、まず不可能だと考えています。施術を重ねるたびに、同じ状態の髪から始められるわけではないからです。
そのため、当店では、その日の仕上がりだけを見て毛先へのパーマをおすすめすることはしていません。数か月後も、その先も同じ髪を扱っていくことを考え、無理にカールを作り込まない方針です。
まずはクセを整え、普段扱いやすいストレートを目指す。丸みが欲しい日は、必要な部分にヘアセットを加える。このように考える方が、同じ毛先への薬剤施術の重なりを避けながら、お好みの形を楽しんでいただきやすいと考えています。
もちろん、コテやアイロンでのセットにも熱による負担があります。毎日高い温度で何度も巻くような使い方まで、負担が少ないとお伝えしているわけではありません。髪の状態とセットの頻度、使い方も含めて、無理のない方法を選ぶことが大切です。
酸性縮毛矯正で自然なストレートを整え、その後のワンカールはセットで楽しむ考え方は、バッサリカットの酸性縮毛矯正でもお伝えしています。
仕上げは必ずノーブローで、髪の状態を確認します
当店では、手とドライヤーで乾かし、仕上げのブローやアイロンで一時的に整えて見せない、ノーブロー仕上げを大切にしています。
これは、酸性縮毛矯正の施術工程でアイロンを使用しないという意味ではありません。施術の中で必要な工程を行ったうえで、最後に髪を乾かした状態を確認していただく、という考え方です。
肩に当たる長さであれば、乾かしたときに毛先がどの方向へ動くかも、仕上がりの一部として見ていただきます。クセの伸び方だけでなく、ご自宅で気になりそうな部分を一緒に確認するためです。
まずはセットを加える前の状態を、正直にお見せすることが大切だと考えています。そのうえで、ご自宅ではお好みの形に合わせたヘアセットを楽しんでいただければと思います。
ご自宅では、毛先だけでなく乾かし方も見直してみてください
まず根元から乾かし、髪全体の向きを整えます
毛先がはねると、その部分だけを何度も触りたくなると思います。ただ、根元が押しつぶされたり、不自然な方向へ向いたりしていると、毛先だけを直しても収まりにくいことがあります。
髪を洗ったあとは、タオルでやさしく水分を取り、まず根元から乾かします。表面だけでなく、耳の後ろや襟足など、内側にも風が届くようにして、乾き残しに気を付けてください。
中間から毛先は、手で髪の流れを整えながら乾かします。強く引っ張ったり、同じ場所へ熱を当て続けたりせず、ご自身の髪の状態に合った乾かし方を取り入れていただければと思います。
朝、毛先がはねている場合は、そこだけを押さえ続ける前に、根元や中間にも寝ぐせが付いていないかを確認してください。必要な部分を湿らせて乾かし直す方が、整えやすい場合があります。
丸みを付けたい日は、必要な部分にセットを加えます
内巻きにしたい日や、毛先の方向をそろえたい日は、髪を乾かしたうえで、必要に応じてセットを加えます。
アイロンを使う場合は、髪が濡れたまま使わず、同じ部分へ何度も熱を重ねないことを意識してください。温度や使い方は髪の状態と機器によって異なりますので、数字だけを目安に無理に形を付けようとしないことが大切です。
特に明るいカラー毛は、これまでの履歴も踏まえて、毛先に必要以上の負担をかけない方法を考えます。うまく収まらないからと熱を増やす前に、長さや乾かし方、セットしたい形が合っているかをご相談ください。
毎日きれいに内巻きにすることだけが、ミディアムボブの楽しみ方ではありません。軽い外ハネを生かす日があってもよいと思います。ご自身が無理なく続けられる扱い方を選ぶことも、髪を大切にする方法の一つです。
今の長さを続けるか、変えるかも一緒に考えます
肩に当たるミディアムボブには、その長さならではの雰囲気があります。髪を伸ばしている途中の方も、今の長さがお好きな方もいらっしゃると思いますので、はねるから必ず短くするというご提案にはなりません。
今の長さを続けたい場合は、肩に触れることで毛先が動くことを踏まえて、普段のセットと組み合わせていきます。内巻きだけにこだわらず、外へ動く毛先を生かせるかどうかも考え方の一つです。
一方で、できるだけ肩への接触を避けたい場合は、肩に届きにくい長さへ切る、あるいは肩を越える長さまで伸ばすという選択肢もあります。ただし、長さを変えれば必ずはねなくなるとは限りません。生え方や髪質、全体の形も見ながら決めていきます。
また、膨らみが気になるときに、毛量を減らすことで解決できるかも、状態によって異なります。量の多さが気になるのか、クセによって広がって見えるのかを確認し、毛先を軽くしすぎない方が扱いやすい場合も含めて考えます。
普段結ぶことが多い、朝のセットは少なくしたい、内巻きの形を大切にしたいなど、日々の過ごし方もお聞かせください。髪型の写真とあわせて、どのように扱いたいかが分かると、長さについてもご相談しやすくなります。
ミディアムボブの酸性縮毛矯正で、気になること
片側だけはねるときも、同じように考えればよいですか?
左右で生え方や毛先の当たり方が違うことがあるため、片側だけがはねる場合もあります。ただし、写真やお話だけで原因は決められません。いつ、どの部分がはねるかを確認し、必要に応じて乾かし方や施術した部分の状態を見ていきます。
施術後にはねたら、すぐにかけ直した方がよいですか?
はねたという理由だけで、すぐにかけ直すことはおすすめしません。肩への接触、寝ぐせ、残っているうねりなどで対応が変わるためです。気になる状態が続く場合は、その様子が分かる写真も参考にしながら、まずはご相談ください。
希望の髪型の写真は、セットされたものでもよいですか?
もちろん、ご希望の参考になります。その写真の中で、ストレートの質感が好きなのか、毛先の丸みが好きなのかも教えてください。縮毛矯正で目指す部分と、ご自宅でセットを加える部分を具体的にご説明しやすくなります。
肩に当たる長さでも、毎日扱いやすい髪を目指して
今回のような明るいカラー毛のミディアムボブは、肩に当たりやすい長さであることと、これまでのカラーによる髪の状態の両方を考える必要があります。
酸性縮毛矯正でクセを整えることで、髪全体がまとまりやすくなり、毛先がはねてもセットで収めやすくなることが期待できます。ただし、肩への接触そのものや、決まった内巻きの形まで、施術だけでコントロールすることはできません。
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師【ノーブロー】では、今の髪で目指せることを丁寧にお伝えし、仕上がりだけでなく、その後のお手入れも含めてご相談を伺います。
肩ではねる毛先と、クセによる広がりのどちらが気になるのか。今の長さを続けたいのか、丸みのあるセットを楽しみたいのか。普段のお困りごととご希望を、分かる範囲でお聞かせください。

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