縮毛矯正は髪を傷めてキレイに見せる技術です
縮毛矯正は、髪に負担をかけながらクセを伸ばし、見た目や扱いやすさを整える技術です。
仕上がりがきれいになっても、傷んだ髪が元に戻ったわけではありません。これは、酸性縮毛矯正でも同じです。
今回は、根元の縮毛矯正を続けていたものの、毛先のパサつきが気になっていたお客様のケースをご紹介します。
根元だけの縮毛矯正でも、毛先の状態は確認します
こちらのお客様は、髪への負担を考えて、縮毛矯正は毎回根元のリタッチで続けていらっしゃいました。一方で、カラーは根元だけを染めるときと、全体を染めるときがありました。
髪には、これまでの施術による負担が残ります。今回どこに薬剤を塗るかだけでなく、過去に何をしてきた髪なのかも大切です。
根元のクセと毛先のパサつきでは、考えることが違います。クセを伸ばす部分と、すでに施術が重なっている部分を分けて見ていきます。
リタッチでも、毛先まで気を配ります
根元だけに薬剤を塗れば、毛先のことは考えなくてよい、というわけではありません。
薬剤を流す工程も含め、毛先までの状態を確認しながら進める必要があります。ただし、これは毎回毛先まで薬剤を塗ったり、アイロンを入れたりするという意味ではありません。
すでに縮毛矯正をしている部分に、どこまで施術が必要なのか。今の髪がどの程度の負担に耐えられるのか。根元から毛先まで同じように扱わず、その都度判断していきます。
毛先のパサつきについても、ひとつの工程だけを原因と決めつけず、カラーや縮毛矯正の履歴を合わせて確認することが大切です。
カラーも、毛先へ負担を重ねない方法を考えます
今回は、カラーを根元のリタッチにとどめました。毛先まで染め直すことを避け、これ以上負担を重ねすぎないように考えた選択です。
今後についても、根元のカラーを少しずつ落ち着いた明るさにし、伸びてくる髪となじませていく方向をご提案しました。
髪色の好みも大切にしながら、全体を染める回数を減らせるかを考えていきます。一度の施術だけでなく、次回、その次の施術まで含めた積み重ねが必要です。
カラーと縮毛矯正を続ける際の負担については、関連記事「酸性縮毛矯正と全体カラー同時でも傷まない?」でもお伝えしています。
指通りが整うことと、ダメージの回復は別です
施術後は、毛先のまとまりや指通りに変化が見られました。
ただ、きれいに見えるようになったことを、髪が回復したと説明することはできません。縮毛矯正そのものにも、薬剤や熱によるダメージがあるからです。
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師【ノーブロー】では、「傷んだ髪は決して回復しない」という考えを大切にしています。
だからこそ、仕上がりだけでなく、今の髪に何ができるのか、これ以上どのような負担を避けたいのかも、正直にお伝えしたいと考えています。
仕上げは必ず、ノーブロー
仕上げは、手とドライヤーで乾かした状態をご確認いただきます。
最後にブラシでブローをしたり、仕上げのアイロンで整えたりせず、クセの伸び方や毛先の質感を見ていただくためです。
見た目を整えることと、髪の状態を正しくお伝えすること。その両方を大切にしています。

これからの髪を、少しずつ整えるために
傷んだ部分をなくすには、カットが有効です。特に傷みの大きい毛先を切ることで、指通りや扱いやすさの改善も期待できます。
長さを残したい場合は、切れる範囲を相談しながら、これから伸びてくる髪へ負担を重ねすぎない方法を考えていきましょう。
明るい髪色も、ストレートのまとまりも楽しみたい。そのお気持ちを伺ったうえで、今の髪でできることを一緒に考える。それが、きれいな髪を目指すために大切だと思っています。

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