クセ毛で傷んで見える髪に酸性縮毛矯正
しっかり乾かしているのに、髪がパサついて見える。そんなときは、髪の傷みだけでなく、クセの影響が重なっていることもあります。
今回のお客様も、ご来店時はうねりよりパサつきが目立っていました。ところが、髪を濡らしてみると、乾いているときには分かりにくかった強いクセが現れました。
酸性縮毛矯正でまとまりを整えた今回の施術と、施術後も大切にしていただきたいことをご紹介します。
濡らして分かった、パサつきの奥にある強いクセ
乾いた状態では、ゆるいうねりがあるように見えた髪。実際に濡らすと、パーマをかけたような、くるくるとしたクセが出てきました。
カラーによるダメージもありましたが、今回のパサつきには、クセの影響も大きく関わっていました。
表面の見え方だけで判断せず、乾いているときと濡れているときの両方を確認する。髪の状態を知るうえで、大切にしていることです。
クセの強さだけで、薬剤を決めない
クセを伸ばしたいからといって、強さだけを見て薬剤を選ぶことはできません。これまでのカラーや、日々のセットによる負担も考える必要があります。
まとまらない髪を毎朝アイロンで整えているうちに、熱の負担が重なっている場合もあります。傷みが進んでいると、縮毛矯正を希望されても、十分にクセを伸ばせないことがあります。
今回も、クセとダメージの両方を見ながら、髪の状態に合わせて施術を進めました。
まとまりは変わっても、毛先の傷みは残ります
施術後は、ご来店時と比べてまとまりが出ました。朝のセットの負担も、軽くなることが期待できる仕上がりです。

ただ、根元から毛先に向かうにつれて、質感には差が残っています。写真では伝わりにくい部分ですが、これまでに蓄積したダメージの影響です。
酸性縮毛矯正は、髪に負担を与えながらストレートを形成する技術です。見た目や指通りが整っても、髪そのものの傷みが回復したわけではありません。
良くなったところだけでなく、残っている傷みもお伝えしたいと考えています。
これからのカラーと、アイロンの使い方
仕上がりを見て「これで傷みがなくなった」と思い、全体カラーや高温のアイロンを重ねると、さらに負担が加わってしまいます。
カラーを続ける場合は、新しく伸びた根元を染めるリタッチカラーを基本に考える。全体を染める必要があるときも、毛先の状態を踏まえて判断することが大切です。
毎日のアイロンやコテも、髪全体に何度も通すのではなく、必要な部分にとどめたいところです。毛先だけなら傷まないということではないため、熱を重ねすぎないようにしましょう。
今ある髪への負担を抑えながら、傷んだ毛先は少しずつカットしていく。一度で髪全体を変えようとせず、これから伸びてくる髪も大切にしていきます。
仕上げは必ず、ノーブロー
No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師【ノーブロー】では、手とドライヤーで乾かした状態を確認します。
最後にブラシでブローしたり、仕上げのアイロンで整えたりせず、クセの伸び方や毛先のまとまりをご覧いただきます。
傷んだ髪は決して回復しない。それでも、今の髪にできることを見極め、少しでも扱いやすい状態を目指したいと考えています。
今回の仕上がりだけでなく、その後のカラーや毎日のセットまで含めて、一緒に考えていきましょう。
カラーを繰り返す際の負担については、こちらの記事でもお伝えしています。

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