白髪染めも縮毛矯正も、美髪への第一歩は順番と丁寧さ。
【酸性縮毛矯正と白髪染めに関する施術の考え方】
本日の酸性縮毛矯正のお客様は、白髪染めをしている強い縮れ毛の方です。
通常であれば、先にリタッチカラーを行い、その後に酸性縮毛矯正を行うことで、縮毛矯正の薬剤が反応しやすくなります。
しかし、今回は白髪染めをしている髪のため、その順番で施術を行うと色落ちが激しくなってしまいます。
そこで、先に酸性縮毛矯正を行った後、リタッチで白髪を染める方法を選びました。
施術手順とポイント
この場合、薬剤の調合や塗布の仕方がとても重要になってきます。
今回は根元のくせが特に強いため、酸性縮毛矯正の薬剤のパワーを少し強めに調整しています。
ただし、前回縮毛矯正をかけた部分に同じ薬剤を使うと、ダメージが強くなり髪が切れるリスクがあるため、伸びてきた部分とそれ以外で薬剤や塗り方をしっかり分けることが必要です。
とはいえ、完全に塗り分けるのは非常に難しいため、塗布量やスピード、放置時間などを工夫しながら丁寧にコントロールしています。
丁寧にやりすぎると時間がかかりすぎて薬剤が効きすぎてしまうこともありますし、一方で手早く塗りすぎるとムラができてしまう可能性もございます。
そのため、丁寧さとスピードのバランスを意識しながら施術を行うことを心掛けております。
施術結果とその理由
仕上がりも白髪染め毛とは思えないほど、きれいなストレートになっているかと思います。
もちろん、これは薬剤の相性が良かったこともありますが、一番の理由は、お客様ご自身が白髪染めの頻度をできるだけ長く空けてくださっていることが大きいです。
ご協力いただき、本当にありがとうございます。
白髪染めによるダメージと周期の工夫
白髪染めは通常のカラーより強い薬剤を使う必要があり、そのぶん髪へのダメージも大きくなってしまいます。
また、白髪は1〜2週間でも目立ってきて気になり、すぐ染めたくなるお気持ちもよくわかります。
ですが、薬剤の強さや白髪染めの回数が増えるほど、髪や頭皮へのダメージが蓄積し、髪自体も年々弱っていく傾向があります。
年齢的な影響もございますが、白髪染めの回数が髪の状態をさらに悪くしてしまう一因にもなっています。
もちろん、白髪の量やお仕事のご都合などで、1ヶ月以上染めずに間を空けるのが難しい方もいらっしゃると思います。
それぞれご自分のペースやご都合があることでしょう。
それでも、もし「明日白髪染めをしようかな」と思った時、もし可能であれば、1日だけでも先延ばししてみようかなというお気持ちを持っていただけると、とても嬉しく思います。
たった1日先延ばししただけでは、すぐに大きな変化はないかもしれません。
しかし、その意識を何年も続けることで、将来の髪の状態に大きな違いが出てまいります。
髪の回復に関する現状
髪は一度傷んでしまうと元に戻ることはなく、今のところ髪そのものを回復させる技術も残念ながらありません。
酸性縮毛矯正は正しく行えば、髪をよりきれいに見せることはできます。
施術後には、まるで回復したかのような美しい手触りに感じていただける場合もございます。
ただし、縮毛矯正はあくまでダメージを伴いながら髪をきれいに見せる技術であり、髪そのものを元に戻す技術ではありません。
どれだけ縮毛矯正の技術が進歩しても、施術前の髪のダメージが少ない方が、よりきれいな仕上がりになります。
広告・現実と今後の向き合い方
最近のSNSなどでは、どんなに傷んだ髪もきれいになるといった広告が目立ちますが、現時点の技術ではそれを実現するのは難しい状況です。
一度きれいになることはあっても、それを何年も続けて維持するのは、実際は簡単ではありません。
くせ毛や白髪とは、どうしても長いお付き合いになる場合が多いかと思います。
回復させる技術を探し求めるよりも、これ以上髪を傷ませない工夫こそが、今できる大切なことだと考えています。
何度も申し上げますが、「1カ月我慢」ではなく「1日だけ我慢」でも構いませんので、ご無理のない範囲で意識していただければ幸いです。
まとめ・提案
酸性縮毛矯正を通じて少しでも美しい髪を目指すお手伝いをしつつ、施術に伴うリスクやデメリットについてもきちんとお伝えすることが大切だと思っています。
当店のご案内がすべて正しいとは限りませんが、こうした取り組みに少しでも共感いただけたら嬉しく思います。
くせ毛でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談いただければ幸いです。


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