ハイトーンカラーの髪で、毛量は比較的多い髪の酸性縮毛矯正。
本日のお客様はブリーチをされていませんが、ハイトーンカラーの髪で、毛量は比較的多いです。
くせ毛もあり、乾いた状態では大きく波打つものの、しっかりとしたくせが見られます。
薬剤選定時のポイント
縮毛矯正の薬剤を選ぶ際、毛量が多くてくせ毛があるだけであれば、毛質に合わせた薬剤の強さを調整し選定できます。
しかし、今回はハイトーンカラーの髪ですので、カラーによるダメージも十分に考慮する必要がございます。
くせが強いからといって薬剤のパワーを上げると、過剰に反応して髪を傷めるリスクが高くなってしまいます。
一方で、ハイトーンカラーのダメージを意識しすぎて薬剤を弱くすると、うまく反応せずくせが残ってしまう可能性もございます。
そのため、大切なのはこの中間のバランスをきちんと見極めることです。
縮毛矯正における見極めの重要性
縮毛矯正では薬剤選びが非常に重要であり、実際に塗布してどのような反応が起こるか、またどのタイミングまで薬剤を作用させるかの見極めが欠かせません。
この見極めが不十分だと、その後のブローやアイロンなどでどんなに丁寧に仕上げても、期待した効果は得られなくなってしまいます。
そのため、最初の判断がとても大切な工程となります。
施術工程のポイント
ただし、見極めが完璧でも、その後のブローやアイロンの技術を省略すると仕上がりが台無しになってしまいます。
ドライヤーの使い方や熱の加え方、アイロンの温度や圧力、動かす速さなど、一見同じに見える工程も、髪質に応じて細かく調整させていただいております。
これら一つ一つの工程を丁寧に行うことで、「ノーブロー仕上げ」が実現できるのです。
施術環境について
当店では、限られた時間内で急いで施術を行うのではなく、完全予約制を採用し、お一人おひとりに十分な時間をかけられるよう、しっかりと時間を確保しております。安心して施術をお任せいただける環境も整えております。また、施術にどうしても時間がかかるため、タブレットで映画や雑誌をご覧いただくことも可能です。
技術の難易度とメリット・デメリット
縮毛矯正は少しでも判断や工程を誤ると、髪がチリチリになってしまうことがあるため、決して簡単な技術ではありません。
ですが、正しい方法で施術すれば、お手入れしやすく美しいストレートヘアに近づける、理想的な技術です。
当店では、縮毛矯正のデメリットとも真剣に向き合いながら、メリットを最大限に引き出せるよう努めております。
髪の状態と今後について
ただし、縮毛矯正には傷んだ髪を元通りに回復させる効果はないため、髪の状態によっては美しさ仕上がりに限界がある場合もございます。
その場合もできるだけ髪への負担を軽減し、ご満足いただける仕上がりを目指してまいります。
とはいえ、たとえ今の髪に限界があっても、これから生えてくる新しい髪に適切なケアを続ければ、必ずきれいなストレートヘアに近づけていくことができます。
そのためには、お客様ご自身にも縮毛矯正以外でのダメージをできるだけ減らすご協力をお願いしております。
お忙しい中かとは思いますが、ご理解いただけると幸いです。
縮毛矯正で守りたい髪の内部構造
縮毛矯正という技術は、髪の内部の組織をつなぎ合わせてストレートに形作るものです。
しかし、ブリーチや過度なカラーなどでダメージが積み重なると、髪の内部構造が壊れ、ストレートを作る材料が少なくなってしまいます。
そのため、お客様にもできるだけ過剰な薬剤施術を控えていただき、髪の大事な内部の材料を守るよう意識していただけますと、より美しいストレートヘアに近づけるかと存じます。
髪色・施術に関するアドバイス
極端に言えば、黒髪バージンの場合が最もリスクが少ないです。
しかし、黒髪バージンが好きな方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。
無理に黒髪にする必要はございませんので、ご安心ください。
そこまで極端にする必要はありませんが、「今回はリタッチカラーにしてみよう」「少し暗めに染めて次回はリタッチにしよう」「カラーの頻度を少し減らしてみよう」など、ご自身のペースで髪のダメージを抑える意識をもっていただければ嬉しく思います。
こうした取り組みを少しずつ積み重ねていくことで、きっときれいなストレートヘアに近づくことができます。
当店も、そのお手伝いができればとても嬉しく思います。
今後の取り組み
今後も「ノーブロー仕上げ」をコンセプトに、一人でも多くのお客様にご満足いただき、「ここに通ってよかった」と感じていただけるサロンを目指して、酸性縮毛矯正を提供してまいります。
ご興味をもっていただけましたら幸いです。
ご相談について
気になることがあれば、どんな小さなことでも公式LINEやお問い合わせフォームから、どうぞお気軽にご相談ください。

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