当店の酸性縮毛矯正は、必ず傷みます。
最近、「傷まない施術」や「髪を回復させたい」といったお問い合わせが非常に増えています。
多くの場合、これらのご相談は「できるだけ髪を傷めずに施術してほしい」という意味で寄せられています。
しかし、SNSの影響もあり、酸性縮毛矯正について「まったく傷まない」「髪が元通りに回復する」といった誤ったイメージを持つ方も一定数いらっしゃるのが現状です。
傷みがまったくない薬剤施術は絶対に存在しません。
美容業界では、髪にダメージを与える施術であっても「傷まない」と宣伝したり、本来は回復しない施術について「回復する」と断言する広告が非常に多いのが現状です。
現在、多くの広告がこのように断言する表現を使っているため、誤った認識を持ってしまうのも無理はありません。
もちろん、最近は真実をしっかり伝える美容師さんやサロン様も増えています。
そのため、私たちも正しい情報を発信していきたいという思いでいます。
縮毛矯正は髪に負担(ダメージ)を与えてストレートヘアを形成させる技術です。
酸性や中性、アルカリ性など、縮毛矯正剤にはさまざまな種類があります。
しかし、たとえ酸性の薬剤を使っても、髪が傷むことはあります。一方で、アルカリ性の薬剤であっても、ダメージを感じさせない美しいストレートヘアに仕上げることは十分に可能です。
大切なのは、縮毛矯正に対してどのように向き合っているかということだと思います。
優れた技術を持つ美容師さんはたくさんいます。
くせ毛をきれいなストレートヘアにするという目的は共通していますが、縮毛矯正という技術に対する考え方や向き合い方は、人によって異なります。
当店の考え方や姿勢が、すべてのお客様に合うとは限りませんが、それでも多くのお客様にご満足いただけるよう、常に技術の向上とサービスの提供に努めています。
しかし、さまざまな美容師さんの発信を見ていると、本当にすごいと感心してしまう方がたくさんいます。
真剣に取り組んでいる美容師さんは、発信から違ってくると思います。
「酸性だから傷まない」という認識だけでなく、技術そのものに対する考え方や姿勢にも目を向けていただけると幸いです。
髪の毛は、死滅細胞と言われています。そのため、一度傷んでしまった髪が元の状態に戻ることは、科学的にも不可能です。
また、縮毛矯正は必ず髪にダメージを与える施術であり、リスクを完全にゼロにすることもできません。
最終的に施術を受けるかどうかはお客様ご自身のご判断となりますが、大切な髪だからこそ、もう一度よくご検討いただければ幸いです。