美しい髪は「減らす」ことで守れる。

【本日のお客様について】
本日のお客様は、久しぶりに縮毛矯正をご希望されたお客様です。
根元から中間まで大きなうねりが出ており、髪をおろすと広がりやすい状態でした。
カラーの明るさは明るめではありますが、髪の量は比較的多く、しっかりとした髪質でいらっしゃいます。
カラーによるダメージを見極めながら、丁寧に施術を行うことで、髪にやさしい酸性縮毛矯正で美しいストレートヘアに仕上げてまいります。
今回は頻繁に縮毛矯正をされているわけではなかったため、薬剤による負担をある程度抑えられ、扱いやすくキレイなストレートヘアにしやすい髪の状態でした。
縮毛矯正の施術頻度について
縮毛矯正をされているお客様から「次はどのくらいの期間を空けて施術するのがよいですか?」というご質問をよくいただきます。
正確には、クセ毛の強さや髪の長さによってご自身が気になるタイミングが異なりますので、一番ストレスを感じたタイミングでご来店いただくのがよろしいかと存じます。
ただ、1カ月ごと(年12回)のペースでご来店いただくと、髪への負担が大きくなってしまう場合がございます。
そのため、目安としては年に1~2回(1年に1回または半年に1回)のペースを基準としてご検討いただき、もし半年まで待つのが難しい場合は、4カ月後を目安にしていただくと、薬剤による負担を軽減できます。
酸性縮毛矯正も、クセ毛をしっかり伸ばす施術となりますので、繰り返すことで髪へのダメージが蓄積いたします。
あまりに頻繁な施術は、かえって髪の状態を損ねてしまうことがございますので、そのくらいの間隔を目安にしていただければ幸いです。
例外となるケース
また、期間を長く空けた方が髪にダメージが少ない場合が多いですが、例外もございます。
それは、毎日アイロンセットでクセを伸ばしているお客様の場合です。
縮毛矯正は髪が傷むため、できるだけ施術の間隔を空けようと毎日高温のアイロンセットをされている方もいらっしゃいます。
ヘアアイロンは低い温度設定でも100度を超えるため、毎日セットを続けると熱による「たんぱく質変性」というダメージが蓄積し、縮毛矯正の薬剤が反応しにくくなることがございます。
したがって、間隔を空けることは大切ですが、そのために毎日アイロンセットで先延ばしにするよりは、縮毛矯正を早めのタイミングで施術される方が、髪にとって負担が少なくなる場合もございます。
髪の美しさを保つために
酸性縮毛矯正は、正しく繰り返すことで、本当に美しい髪を保つことができる技術です。
クセ毛でお悩みの方にとっては、縮毛矯正という技術が大切な選択肢のひとつとなりますので、無理のない範囲で、髪の負担を考えた施術の間隔を維持いただくことが何よりも大切です。
この維持には、実はとてもシンプルなコツがあります。
「美容室に行く回数を減らす」だけでも、大きな違いが期待できます。
施術回数について
縮毛矯正をはじめ、薬剤を使った施術はすべて髪に負担がかかるものです。
最近では、数週間から1カ月ペースを推奨するトリートメントとして施術する技術メニューもありますが、髪は死滅細胞のため、一度傷んでしまうと残念ながら回復することはありません。
ダメージを受けると髪内部に空洞ができ、その空洞を埋めるためにトリートメントが必須と言われることもありますが、当店としてはご自宅でのホームケアで十分かと考えております。
最も大切なのは、リスクのある施術をどれだけ避けるかということかと思います。
カラー施術について
例えばカラーの場合、施術の間隔を空けたりリタッチカラーにしたり、トーンを落ち着かせるなど、さまざまな工夫が可能です。
もちろん、明るい色味が似合う方や、暗めの髪色にすると印象が変わるお客様、白髪の多い場合などもございますので、すべてのお客様が同じ方法で対処できるわけではありませんが、ご自身に合った選択肢を、ほんの少しでも意識していただくことで、2年後3年後の髪の状態もきっと変わってくると思います。
本質的な考え方
大切なのは「増やす」より「減らす」こと。
髪のケアは、実はとてもシンプルなのかもしれません。
SNSや広告でさまざまな情報が溢れていますが、髪が本質的に回復することがないという事実を意識できれば、おのずとケアの考え方も変わってくるのではないでしょうか。
当店の考え方が必ずしも正しいとは申しませんが、「傷んだ髪は回復しない」という当たり前でありながら目をそらしがちな事実と、ぜひ一度向き合っていただけますと幸いです。
当店の取り組み
当店は、その中で酸性縮毛矯正という技術を通じて、クセ毛でお悩みのお客様のお力になれるよう、誠実に技術提供を心がけてまいります。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、とてもうれしく思います。

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