カラーと縮毛矯正、長く美しく楽しむためのご提案。
本日の酸性縮毛矯正のお客様は、髪の量は比較的多く、くせも目立つため、根元のくせが毛先にも影響している状態でした。
カラーはやや明るめですが、髪質自体がしっかりしているため、深刻なダメージが蓄積しているわけではありません。
今後気を付けていただきたいこと
このような髪の状態の場合、今後気を付けていただきたいのは、酸性縮毛矯正後は可能な限りリタッチカラーに留めていただくことです。
ご負担をおかけしてしまうかもしれませんが、そうしていただくことで、半年~1年後に再度縮毛矯正をかける際にも、美しい状態を保ちやすくなりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
ただし、カラーの明るさが8レベル以上になると、色が抜けるにつれてギラギラした印象になりやすく、オレンジや黄色が出やすくなります。
そのため、全体カラーをしたくなる傾向が強まります。
全体カラーのリスクと対応
髪色の褪色は全体カラーでしか解決できないケースがほとんどです。
ただ、縮毛矯正を施した髪に全体カラーを毎回繰り返すと、色落ちが早くなり、全体カラーをしても1カ月以上色が持たなくなってしまう可能性があります。
このリスクを最小限に抑えるためには、リタッチカラーでの対応が本来は理想的です。
ただし、リタッチカラーだけではどうしても褪色が気になる場合もあります。
全体カラーを単色にする提案
もし可能であれば、全体カラーの色味をブラウンやベージュなどの単色にしていただくか、それが難しい場合も、少しずつでもブラウンやベージュといったベーシックトーンのカラー剤を増やしていただくことで、より自然で美しい仕上がりになりやすいです。
ご無理のない範囲でご検討いただければ嬉しく思います。
●アッシュベージュについて
例えば「アッシュベージュ」という色味は、「アッシュ」と「ベージュ」の2種類のカラー剤を混ぜて作ります。
赤みが強い髪の方には補色を少し追加したり、その人に合わせてオリジナルのレシピを調合することもあります。
縮毛矯正との相性
本来、その調合で理想的な色味に仕上げますが、縮毛矯正を繰り返した髪の場合、アッシュ系の色味が暗く濁ってしまうことがあります。
これを「色が沈む」と表現しますが、縮毛矯正した髪は内部の構造が変化しているため、カラー剤の配合を工夫しても希望通りの色にならないことがよくあります。
この現象を防ぐためには、ブラウンやベージュといったベーシックトーンのカラー剤を単品で使う方法が効果的です。
当店での対応
こうした理由から、当店ではベーシックトーンのカラー剤のみを用意させていただいております。
お客様の大切な髪を長く美しい状態でお楽しみいただきたいとの思いからこのような提案をさせていただいておりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
施術クオリティの変化について
本来であれば、理想的な色味もあわせてご提供できれば良いのですが、初回はきれいに仕上がっても、2年、3年と経ったときに同じクオリティを保てるかというと、残念ながら「はい」とは言えません。
なぜなら、薬剤を使った施術は必ず髪にダメージが蓄積されるからです。
元々髪質が丈夫な方であれば、毎回全体カラーと縮毛矯正を繰り返してもきれいな状態を維持できる場合もあります。
一方で、徐々にダメージの蓄積が目立つようになる方もいらっしゃいます。
つまり、元々の髪質による違いが大きく影響することをご理解いただけると幸いです。
技術とダメージの現実
SNSなどでは「傷んだ髪が改善できる」といった表現が多く見られます。
確かに10年、20年前と比べて技術は大きく進歩しました。
しかし、今後も髪にダメージが全く加わらない施術は存在しません。
「傷んだ髪は絶対に回復しない」。
これは10年後、20年後も変わらない事実だと考えております。
薬剤施術への向き合い方
酸性縮毛矯正も、この事実をしっかりとご理解いただいた上で、どのように薬剤施術と向き合うかによって仕上がりが大きく変わります。
もちろん、縮毛矯正をしない選択も、お客様のご希望に寄り添う大切な判断です。
その中でも、縮毛矯正が必要なお客様には、少しでもご満足いただけるよう、誤魔化しのない技術を今後も心がけてまいります。
ご不明点やご相談などがございましたら、遠慮なくお知らせいただけると幸いです。
少しでもご興味を持っていただけましたら嬉しく思います。


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