酸性縮毛矯正とハイライトブリーチ毛

本日ご来店いただいたお客様は、ハイライトブリーチを施術されてから6カ月以上が経過し、根元にはくせ毛が伸びてきている状態です。
酸性縮毛矯正とハイライトブリーチ毛は施術可能か
このような髪の状態でも、酸性縮毛矯正を施術する事は可能です。
また、元々の髪質にもよりますが、基本的に今回が1回目の施術であれば、比較的きれいに仕上がることが多いです。
その理由は、ダメージが1回だけの場合、髪の内部に縮毛矯正に必要な成分が残っており、施術の効果が発揮されやすいためです。
酸性縮毛矯正とハイライトブリーチの難易度
一方で、ハイライトブリーチと縮毛矯正の組み合わせは技術的に難易度が高く、きれいに仕上げるためには細やかな調整が必要になる場合もございます。
ハイライトブリーチは全体ブリーチよりも健康な部分が多いため、正しい技術で施術を行えば、ブリーチしていない部分がきれいに仕上がり、全体としても美しく見えやすい傾向があります。
しかし、実際にはハイライトブリーチがあることで、使用できる薬剤の強さを調整する必要があり、ブリーチしていない部分については、別の技術で仕上がりを調整する必要が生じます。
そのため、施術は繊細で注意が必要になります。
また、ハイライトブリーチ部分を重視しすぎると全体の伸びが不十分になったり、逆に通常のカラー毛に合わせすぎると、ハイライト部分にダメージが出てしまうことがあります。
そのため、ご希望どおりの薬剤が使えない場合もあり、仕上がりには限界があることもございます。
仕上がりと施術回数
繰り返しになりますが、1回目であれば、比較的きれいに仕上がることが多いです。
ただし、2回目・3回目とハイライトブリーチを重ねて再来店される場合は、回数を重ねるごとに髪の質感が変化しやすくなることがございます。
ハイライトの魅力と留意点
ハイライトは、立体感を出しやすく、とても魅力的なヘアカラーです。
ただし、縮毛矯正と併せて施術する際は、どうしても限界が生じることをご理解いただけますと幸いです。
それでも、当店にはハイライトブリーチを繰り返しながら長くご来店いただくお客様も多くいらっしゃいます。
髪質によって個人差はございますが、ある程度のダメージを許容いただきつつ、ヘアケアやスタイリングで素敵に仕上げていただいているお客様も多くいらっしゃいます。
施術の継続とダメージについて
なお、傷んだ髪の回復を目的として酸性縮毛矯正を選ばれる場合、2回、または3回目あたりで施術が難しくなる場合がございます。
傷んだ髪を元の状態に戻すことは難しいためです。
継続的にハイライトブリーチをご希望の場合、基本的には根元の伸びた部分を中心に施術し、毛先部分の状態維持にも配慮した方法をご提案しています。
しかし、髪を回復させることを目的とする場合には、あまりおすすめできませんのでご容赦くださいませ。
まとめ
ハイライトと縮毛矯正の組み合わせは素敵なヘアスタイルになりますが、ダメージリスクが高い施術であることをご理解いただき、ご自身のライフスタイルや髪質と向き合いながら、デメリットも含めてご検討いただけますと幸いです。
SNSなどで「髪が回復する」「誰でもきれいになれる」「リスクゼロ」といった情報が広まっていることもございますが、実際には事実と異なる面がございます。
そのため、当店ではデメリットも含めて率直にご説明し、ご満足いただける施術をご提供できるよう努めております。
また、デメリットと感じたとしても、正確な情報をしっかりとお伝えできる酸性縮毛矯正の専門店を目指しています。

Instagramはこちら