明るい白髪染めの酸性縮毛矯正。
本日ご来店されたお客様は、白髪染めと酸性縮毛矯正をご希望のお客様です。
白髪染めは、通常のヘアカラーに比べて髪へのダメージが大きくなりやすいため、当店では基本的にリタッチ(根元だけの染め直し)をおすすめしています。
また、当店は一般的な美容室と比べてカラーの種類が少なく、基本的にはブランドといったベーシックとなるカラー剤のみを取り扱っております。
そのため、髪全体を染めて細かな色味にこだわりたい場合は、ご希望に添えないことがございます。あらかじめご了承ください。
明るく染めた白髪でも、酸性縮毛矯正できれいに仕上がるのか。
こちらはお客様が最も気にされる点かと思いますが、どうしても明確なお答えが難しい部分でもあります。そのため、あらかじめご理解いただけますと幸いです。
理由は、縮毛矯正という技術が髪を回復させるものではないからです。直接的な表現でいえば、一定のダメージを与えて「綺麗に見せかける」技術が縮毛矯正です。
髪の内部に、この見た目をきれいに見せるだけの材料となる組織がどれくらい残っているかによって、縮毛矯正の仕上がりは大きく変わります。
カラーやその他の薬剤を使った施術の回数、毎日のヘアセットによる熱によるダメージの程度、お手入れの方法、そして生まれつきの髪の内部構造の違いなど、さまざまな要素や要因があります。
そのため、たとえ同じような髪色であっても、仕上がりには大きな違いが生まれます。
それでも綺麗にしたい。という想いで
当店では、酸性縮毛矯正の施術を通じて、お客様の髪が少しでも美しく見えるよう、日々技術の向上に努めております。
技術を高めることはもちろん大切ですが、それと同時に、正確な情報をお伝えすることも重要だと考えています。
美容業界では、実際とは異なる内容を伝える「誇大広告」と呼ばれるような表現が、当たり前のように広く使われています。
実際とは異なる技術を提供していては、本来よくなるはずのものも、決してよくなることはありません。
しかし、極端なことを言えば、縮毛矯正をきれいに仕上げるためには、カラーをしないという選択が最も正しいと言えます。
ただし、さすがにその選択をお客様に無理に押し付けることはできません。
カラーや白髪染めも、美しく見せるための印象づくりに欠かせない施術だからです。
その中で、ダメージをできるだけ抑えるためにリタッチカラーを選ぶなど、ある程度の工夫や制限が必要になります。
しかし、髪を元通りに回復させる技術は絶対に存在しない事実をしっかりとご理解いただければ、自然と施術方法の選び方も変わってくると思います。
技術の向上とともに、正確な情報をお伝えできれば幸いです。また、お客様に「このお店に通って良かった」と感じていただけるような縮毛矯正専門店を、これからも目指してまいります。