パサパサしたロングヘアの酸性縮毛矯正。
【酸性縮毛矯正施術例のご紹介】
今回は、酸性縮毛矯正の施術を受けられたお客様のケースを通して、縮毛矯正による髪へのダメージや、最適な施術対応について詳しく解説します。
施術前の髪の状態と縮毛矯正の基礎知識
ご来店時、お客様の髪は何度も縮毛矯正やリタッチ縮毛矯正を受けていたため、特に毛先のパサつきが目立っていました。一般的に、縮毛矯正は新しく伸びた根元だけに施術するリタッチ方式がすすめられており、この方法が髪へのダメージを最小限におさえる正しいやり方と考えられています。ただし、過去の施術で十分な効果が得られなかったり、リタッチが正しく行われていなかった場合、髪全体にダメージが広がってしまうおそれがあります。
ダメージ髪への対応パターンと注意点
ダメージの状態によって、施術方法は変わります。
・髪にクセが残り、リタッチ縮毛矯正を繰り返している場合
薬剤のダメージが比較的軽く、髪の内部にはまだ耐性があることが多いため、見た目を整えやすい傾向があります。
・薬剤が強く反応してしまい、重度のダメージを受けている場合
髪の内部の栄養分が大きく失われているため、理想通りの仕上がりにするのは難しくなります。
このような場合には、健康な根元の髪を伸ばしながら、ダメージを受けた毛先を少しずつカットしていくケアが必要です。
今回の施術プロセスと仕上がり
今回担当したお客様の場合、毛先10センチにダメージが蓄積していましたが、根元から中間部は比較的健康な状態が保たれていました。
このため、酸性縮毛矯正による施術が可能と判断。
髪の状態を細かく確認しながら慎重に施術しました。
仕上げにはブローなどでごまかすことなく、そのままの状態(No.Blow)で仕上げています。
毛先10センチのダメージは残っていますが、現状を保ちつつ毛先を少しずつカットし、根元をストレートに整えることで、徐々に美しい髪へ導く見込みです。
縮毛矯正のダメージリスクと注意すべきポイント
リタッチ縮毛矯正はダメージを最小限にとどめる有効な方法です。
これはカラー施術と同様で、毎回全体を処理するとダメージが蓄積しやすくなります。
しかし、縮毛矯正は非常に繊細な技術であり、リタッチを行っても毛先への影響を完全に排除することはできません。
薬剤の洗い流し時に毛先へ薬剤が付着したり、アイロンやブローの仕方が不適切な場合、予期せぬダメージが生じることがあります。
特に、傷んだ髪はごく短時間でも薬剤ダメージを受けやすいため、細心の注意が必要です。
そのため、毛先まで低温でもアイロン施術が必須となります。
まとめ:技術者の姿勢と今後の方針
縮毛矯正の施術では、どれだけ工夫や細やかな配慮を行っても、予想外の仕上がりになることがあるほど繊細な作業です。
現在の技術では、髪を完全に元の状態に戻すことは難しいため、薬剤だけに頼るのではなく、施術のメリットやデメリットをきちんと説明することが大切です。
私たちはお客様一人ひとりの髪に真剣に向き合い、ご要望や髪質に合わせて最適な施術を提供できるよう努めています。

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