少し毛量の多い髪の酸性縮毛矯正。
縮毛矯正や毛量調整は美しい髪を目指す多くの方にとって重要な技術ですが、誤った理解やケアによるトラブルが少なくありません。
この記事では、酸性縮毛矯正を受けたお客様の実例をもとに、施術のポイントや注意点、正しいヘアケア情報を解説します。
お客様の髪の状態と施術前の課題
今回ご紹介するお客様は、一般的より毛量が多くクセも強い髪質です。
毛量が多い場合、根元のクセを伸ばすだけでも髪が広がりやすく、扱いにくくなることが課題となります。
さらに、毛量を減らそうとして過度なセニング(すきばさみ)を行うと、クセやパサつきの原因になるリスクも高まります。
縮毛矯正・毛量調整の基本的な考え方
当店では、縮毛矯正と毛量調整をお客様の状態や要望に合わせて慎重に組み合わせています。
縮毛矯正直後はまとまっていますが、2~3ヶ月後に髪が伸びてくると、根元近くまで大きくすいている場合などは広がりが出やすくなったり、扱いにくくなる場合があります。
そのため、施術後は様子を見ながら必要最小限の毛量調整を少しずつ行う方針です。
しっかりと縮毛矯正がかかっていれば、毛量が多くても髪全体が落ち着きやすくなります。
逆にクセが残ると膨らみやすいため、注意が必要です。
実際の施術内容と仕上がり
今回の施術では、根元の毛量調整は控え、毛先のみを調整しました。
お客様のご要望と仕上がりのまとまりを優先したためです。
仕上げはNo.Blow(ノーブロー)で自然なまとまりを実現しています。
根元に短い髪が残っていなければ、髪が伸びてきても膨らみを抑えやすく、縮毛矯正の周期も長く保てます。
縮毛矯正のリスクと正しい知識
酸性縮毛矯正は従来法よりダメージが少ないとはいえ、「傷みにくい」のであって「まったく傷まない」わけではありません。
実際、現在も毛先の修復が困難な方やビビリ毛でお悩みの新規ご来店も珍しくありません。
誤った毛量調整や過度な施術は、後々のトラブルの原因になります。
ダメージへの対応と今後のヘアケア
一度受けたダメージを完全に元に戻す技術は現状存在しません。
広告等で「元どおりになる」と謳われることもありますが、実際にはダメージケア製品やトリートメントの種類が減ることはなく、ダメージの修復には限界があるのが現実です。
縮毛矯正後の髪は、全体カラーや毎日の高温アイロンなども控える必要があります。
毛先に既にダメージがある方は、根元をきれいに伸ばすのと並行し、少しずつダメージ部分をカットすることが大切です。
日常のケア次第で美しい髪を維持できるか、逆にダメージが進行するかが変わります。
まとめ
縮毛矯正はきちんと施術すればきれいな仕上がりが得られる一方で、リスクも伴う施術です。
正しい知識に基づいた毛量調整や日々のケアが不可欠であり、安易な「修復」宣伝には惑わされないよう注意が必要です。
当店では、丁寧なカウンセリングと技術、正確な情報をもとに最適な施術を提供しております。

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