ボリュームダウンストレート? - 株式会社No.Blow 酸性縮毛矯正専門技師

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ボリュームダウンストレート?

最近、髪質改善メニューの次に多くご相談いただくのが、「ボリュームダウンストレート」と呼ばれるメニューです。

これは、縮毛矯正だと髪が傷みやすいという理由から、より弱い薬剤を使い、髪のボリュームを抑えるという方法になります。

そのため、強いクセを完全に伸ばすことはできませんが、ある程度まとまりや落ち着きが出る内容になっています。

ただし、実際にはクセが十分に伸びているわけではありません。

なお、「ボリュームダウンストレート」という名前にもさまざまなバリエーションがありますが、専用の薬剤があるわけではありません。

例えば、当店で使用している酸性縮毛矯正の薬剤を使い、アイロンやブローをざっくりと施せば、簡単にボリュームダウンストレート風の仕上がりにはなります。

この方法だとクセはしっかり伸びませんが、多少クセがやわらぐだけで「完成」とされることもあります。

しかし、当店ではそのような「ざっくりとした仕上げ」は絶対に行いません。

ボリュームダウンストレートの定義とは?

弱い薬剤や強い薬剤、酸性やアルカリ性など、薬剤にはもちろんさまざまな違いがあります。

しかし、「縮毛矯正」は髪をしっかり真っ直ぐにできる一方、ハイダメージのリスクも高くなります。

一方で、「ストレートパーマ」は縮毛矯正ほど真っ直ぐにはなりませんが、その分ダメージも少なく抑えることができます。

そして、「ボリュームダウンストレート」は大きなダメージはありませんが、髪のクセを伸ばすというよりも、ボリュームを落ち着かせるだけの効果になります。

インターネットで調べれば、「縮毛矯正」、「ストレートパーマ」、「ボリュームダウンストレート」の違いはたくさん出てきます。

ですが、正直に言うと、根本的な違いはほとんどありません。どの技術も還元剤という薬剤を使い、髪のクセを伸ばすという基本的な仕組みは一つだけです。

当店で使用している薬剤は、ネットで調べた一般的な考え方でいえば、本来は縮毛矯正にはあまり向かないとされる弱い還元剤、つまりボリュームダウンストレートに使われるものです。

それでも、私たちはしっかりクセを伸ばすことを前提に、丁寧に技術を提供しています。

当店では「縮毛矯正」、「ストレートパーマ」、「ボリュームダウンストレート」という区分を設けていません。

なぜなら、明確な違いはないと考えているからです。

振り返ってみると、昔は「板を使うストレートパーマ」が流行り、その後に「縮毛矯正」という名前が生まれました。

この頃から、「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」の違いについて、さまざまな表現やイメージが一人歩きし、いろいろな呼び方や定義が生まれてきたように思います。

しかし当店では、「酸性縮毛矯正」という一つのメニューに絞り込み、この技術だけをご提供しています。

技術はこれからもどんどん進歩します。しかしその一方で、時には間違った方向に進んでしまうことも考えられます。

そのような事態を防ぐためにも、現在使用している薬剤について正しい知識をしっかり身につけ、それをもとに丁寧な施術を行うことが不可欠だと思っています。

それでも、今私たちが取り組んでいる技術が、10年後、20年後には「間違っていた」と考えられることも科学の世界では十分にあり得ます。

今の常識を大切にしつつも、その常識自体にも疑問を持ちながら、毎日少しずつ成長していきたいと考えています。

また、違いをはっきりさせることも時には重要ですが、最も大切なのは、お客様にご満足いただける技術を提供することを常に心がけることです。

一人でも多くのお客様にご満足いただける専門店を目指してまいります。ご興味をお持ちいただけましたら幸いです。

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