膨張した髪に黒染め&酸性縮毛矯正
酸性縮毛矯正や全体カラーを検討されている方に向けて、実際の施術事例をもとに、髪への影響や注意点、理想の仕上がりを目指すうえで知っておきたい重要なポイントを紹介します。
お客様の来店時の髪の状態
今回ご紹介するお客様は、髪の膨らみやダメージが目立ち、かなりパサついていてまとまりにくい状態でご来店されました。
また、髪全体の黒染めもご希望されていました。
今回の施術内容とリスクについて
傷んだ髪への縮毛矯正は本来リスクが高く、さらに全体カラーを同時に行うと、より一層パサつきやすくなります。
しかし、職場や学校などお客様のご事情によって、このようなご要望を承ることもあります。
そのため、事前にリスクを十分ご理解いただいたうえで、今回は全体カラーも含めて施術を行いました。
施術後の仕上がりとその要因
仕上げはNo.Blow(ノーブロー)で、ブローやスタイリングによる補正は一切せず、本来の髪の状態を確認しています。
今回は、髪の内部にまだ健康な結合が多く残っていたため、全体カラー後でもまとまりのある仕上がりになりました。
ただし、通常はさらにパサつきが目立つ例も少なくありません。
縮毛矯正・カラー施術に関する重要な注意点
一度傷んだ髪は、基本的に元の状態には戻りません。
また、酸性縮毛矯正は髪をストレートに見せるための技術であり、ダメージを回復させるものではありません。
施術を行う際には、少なからず追加の傷みが出ることをご理解いただく必要があります。
さらに、近年「ダメージゼロ」といった実現が難しい広告も多く見かけますが、縮毛矯正・カラー・パーマ・トリートメントなど、いずれの施術も髪に負担をかけるものであり、完全に元の状態へ戻すことができる商品や技術は存在しません。
この点を正しく理解していただくことが大切です。
日々のケアについての提案
施術の回数が増えたり、縮毛矯正後にブリーチやパーマ、全体カラーを繰り返すと、髪へのダメージが蓄積していきます。
施術時の時点で、すでに髪が限界まで傷んでいるお客様も珍しくありません。
理想の髪質を保つためには、美容師による施術だけでなく、日頃のセルフケアもとても重要です。
まとめ:美しい髪を目指すために理解すべきこと
酸性縮毛矯正で美しい仕上がりを目指すには、正しい知識を持ち、現実的な期待を心がけることが必要です。決して回復させるような技術はありません。
サロンでの施術と、ご自身による丁寧なケアの両方を大切にすることで、より理想の髪に近づくことができます。

Instagramはこちら