縮毛矯正を諦めていたお客様
酸性縮毛矯正は、従来の縮毛矯正に比べて「ダメージが少ない」「髪質が修復する」といった広告が多く見られます。
一方で、その実態や限界について正しくご理解いただくことが、お客様の髪の健康を守るうえで大切です。
酸性縮毛矯正の現状と限界
酸性縮毛矯正は、従来のアルカリ性の縮毛矯正よりも髪に優しい成分を使うことで、ダメージを軽減しながらクセを伸ばせるのが特徴です。
なお、どのような方法でもハイダメージ毛への施術には一定のリスクがあり、傷みを完全に防ぐことは現状では難しい場合があります。
最近よく見かける「髪質改善」や「髪が修復する」といった表現は、誤解を招く可能性がありますが、一度傷んだ髪を元どおりにすることは現時点の技術では難しいとされています。
酸性縮毛矯正で期待できるのは、傷みのある場合でも残っている髪内部の結合を再構築し、見た目や手触りを向上させることに限られます。
この点について、ご理解いただけますと幸いです。
具体的な施術事例
今回施術させていただいたお客様は、もともと髪に強いクセがあり、これまで縮毛矯正をされる際に髪へのダメージを気にされて施術を控えていらっしゃいました。
こちらのお客様の髪は全体的にダメージがあり、主にカラーリングによるものが見られますが、縮毛矯正自体は今回が初めてでした。
そのため、薬剤による重複ダメージは少なく、酸性縮毛矯正の効果が活かしやすい状態でした。
施術後はノーブローでもストレートな仕上がりとなり、毛先の枝毛を軽くカットいたしました。
これまで縮毛矯正によるダメージの蓄積がなかったことも、良い仕上がりにつながった要因です。
縮毛矯正とダメージリスク
縮毛矯正は髪の内部構造や結合に大きな変化をもたらす技術であり、サロンや薬剤が異なる方法で繰り返し施術されることで、髪への負担が増えやすくなります。
また、カラー施術などと比べて、縮毛矯正は直後だけでなく時間がたつにつれて髪の状態に影響が出ることもあるため、ご注意いただきたいポイントです。
実際、ご来店いただくお客様の中には、縮毛矯正による髪の変化にお悩みの方もいらっしゃいます。
1回の施術でご希望の仕上がりになる場合もあれば、髪の状態によっては2回、3回と段階的にアプローチを考える必要があることもあります。
当店のスタンスとお客様へのメッセージ
当店では酸性縮毛矯正を通じて、お客様一人ひとりの髪をできるだけ美しい状態へ導くことに努めています。
しかし、「髪が元通りに回復する」といった表現は用いず、現在可能な技術の範囲内で最善を尽くす姿勢を大切にしています。
今後も正直なご案内と技術の更なる向上を目指し、日々取り組んでまいります。

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